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臨床研究デザイン ミニ・ワークショップ 京都大学医療疫学/ 福島県立医科大学臨床研究イノベーションセンター 福原 俊一 「こんな学会抄録、書いていませんか?」 このワークショップでは、皆様に抄録を提示し、WSの事前にビデオ講義で学んでいただいた「疑問を構造化する」にフォーカスをあてたワークショップを行います。日常診療から生じた疑問(CQ)を、具体的かつ明確で、実施可能な研究の形に整え、RQに変えていくステップになります。実際のステップでも出来上がったRQを元に先行研究を調べたり、批判的吟味を行い揉んでいくことになります。 ところで皆さんがいま作成している、またはいままでに作成した抄録にはリサーチ・クエスチョンが明瞭に記載されていますか? PECO のPがあいまいだったり、何と何を比べているのかが分かりにくかったりしていませんか? PECOを学んだうえで、ワークショップで抄録を揉んでみましょう。 このミニ・ワークショップでは、臨床研究の基本設計図である「7つのステップ」のうち最初のステップである「疑問を構造化する」についてグループ・ワークをしていただき、ご理解を深めていただくことを目的としています。 学習目標は以下の3つです。 - Clinical Question(CQ)とResearch Question(RQ)の違いを理解する
- CQをRQに構造化することができる(PECO/PICO)
- RQに含まれるべき要素は何かを理解する(FIRM2NESSチェック)
【参考図書】 - 福原俊一 「臨床研究の道標(みちしるべ)―7つのステップで学ぶ研究デザイン」健康医療評価研究機構、東京 2013
- 福原俊一 「リサーチクエスチョンの作り方」 健康医療評価研究機構、東京 2008
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